業務用エアコンの取付を行う際は、スタッフが現地調査を行い室内機や室外機の設置場所を確認します。場所によっては吹き出し口などのスペースが確保できないこともあるため、業務用エアコンの取付をする前に確認するのが通例です。また、業務用エアコンの取付をした場合に近隣に与える影響や、冷媒配管の接続などもチェックポイントになるでしょう。業務用エアコンの取付当日にはまず搬入経路を確保します。
すでに別の機種を設置していた場合には運転を停止するため、フロアの空調も止まることになるでしょう。危険を避けるために作業範囲は立入禁止となり、ショップなどの場合は来客が近づかないようにします。スペースの確保が終了したら床の養生などを行い、業務用エアコンの取付工事を開始します。入替えの場合はまずこれまでで使っていた機種の冷媒ガスの入替えが必要です。
次に室内機と室外機の取り外しを行い、新しい機種への入替え作業をします。配管や配線工事、化粧パネルなどの工事が完了したら、気密試験へと進むことになるでしょう。作業を行うは目安として6時間から8時間ほどがかかるため、できるだけ周囲に人が少ない時間帯に行うのがベストです。また、作業中は空調が止まっているため季節によっては周囲に大きな影響を与えてしまいます。
周囲への影響をできるだけ抑えるためには、作業店と相談をして時間帯を選ぶ、または店休日や休業日に作業をしてもらうなどの工夫をすると良いでしょう。